あどのすけ日記

素直に生きたいという目標があります。 大学を休学してインドネシアへ→ゲストハウスで働く→日本語教師→図書館司書(現在) 日本語教師に役立つ情報を多く紹介しています。

ウイスキー検定とは?問題集や過去問は?

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 ウイスキー検定を知っているか。

 僕はハイボールが好きで、居酒屋に行ったら必ず1杯はハイボールを入れる。

 家で飲む時はロックだ。すぐに酔ってしまうので、ちびちび呑む。

 しかし、ウイスキーがどんな酒なのかはよくわからない。蒸留酒?原材料は?

 調べてみると、ウイスキー検定というものがあるとわかった。

 

 

ウイスキー検定とは?

 

 ウイスキー検定とは何だ。ウイスキー検定の公式サイトによれば、以下のとおりである。

 

テーブルに乗らない日はない!といえるほど世界中で愛されているお酒、ウイスキー。日常生活にありながら、いざ「どんなお酒?」と聞かれると、きちんと答えられない人がほとんどです。そんな人に、もっとウイスキーを楽しむための知識をつけてもらいたいと思ってつくったのが、この「ウイスキー検定」です。

ウイスキー検定公式サイトより)

 なるほど。ウイスキーは世界中で飲まれているが、ウイスキーの知識をもたずに飲んでいる人が多いということか。

 確かに、居酒屋で働いていたとき、お客さんの会話を聞いていると「ハイボール」は知っていても、それが「ウイスキーソーダ割り」だということを知らない人が多かった。(元々、ハイボールソーダで割るという意味で、ウイスキー以外でも使っていたそうだが)

 世界のことは分からないが、日本では「ウイスキー」よりも「ハイボール」という飲み物の方が知名度があると、そのとき僕は思った。

 

ウイスキー検定の概要

 ウイスキー検定は、次で第8回。今年で4年目だ。4年が長いのか短いのかは微妙なところ。

 試験は3級、2級、1級、バーボンウイスキー級の4段階に分かれている。

 

 出題範囲、レベル、問題形式、合格基準は以下のとおりだ。

 

出題範囲

レベル

問題形式

合格基準

3級

公式テキストからスコッチを中心に出題

初級

4択

100問中60問以上

2級

公式テキストから出題

中級

4択

100問中70問以上

1級

公式テキストと参考書籍から出題

上級

5択+記述

100問中80問以上

バーボンウイスキー

公式テキストと参考書籍から出題(バーボン通になりたい人向け)

中級

5択

50問中35問以上

 ※3級、2級、バーボンウイスキー級は誰でも受験できるが、1級は2級合格者のみが受験できる。


 受験料は、受験する級、単願か併願かによって異なる。 

 

受験料

(単願)

 

3級

4,000円

2級

5,000円

1級

6,000円

バーボンウイスキー

3,000円

(併願)

 

3級&2級

9,000円→8,100円

2級&バーボンウイスキー

8,000円→7,200円

1級&バーボンウイスキー

9,000円→8,100円

 

 受験料から考えると、バーボンウイスキー級を単願で受ける人よりも、2級、1級と併願でバーボンウイスキー級を受ける人が多いのだろう。

 

 申し込みは、試験のおよそ4ヶ月前から開始され、1ヶ月~1ヶ月半前に締切られる。

 

 結果は試験の約1ヶ月後に、郵送で通知される。

 

 また、3級、2級、1級、バーボンウイスキー級の他に、数年に1回、特別級が実施されることもある。過去の例では「ジャパニーズウイスキー級」「シングルモルト級」が実施された。

 今回のバーボンウイスキー級も特別級のひとつだそう。なるほど、だからバーボンウイスキー級だけ異質だったのか。

 次はアイリッシュウイスキー級を予定しているとのことだ。

 

練習問題をやってみた

 ウイスキー検定にはどのような問題があるのだろうか。

 公式サイトに練習問題があるので、やってみた。

ウイスキー検定:練習問題

 

 様子見で3級にチャレンジ。 

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 いきなり、難問。蒸留から電気ケトルをイメージして、1番。

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 正解は、3番。残念。次へ進もう。

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 聞いたことがあるのは、ジョニーウォーカーバランタイン。「海辺のカフカ」に出てきたジョニーウォーカーの方が有名だろう、2番。

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 正解は2番。当たった。

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 難しい・・・、1番にしよう。

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 正解は、2番。

 3問中1問正解。初級レベルの3級でも全くの素人には難しい。2級、1級の問題も見てみたが、解けそうになかった。

 

ウイスキー検定の難易度

 ウイスキー検定の難易度については、公式サイトに書かれていない。

 しかし、練習問題をみる限り、初心者なら3級を受けるべきであろう。少しウイスキーの知識がある人なら2級を考えてもいいが、3級と2級を併願した方が無難だ。

 

ウイスキー検定の問題集や過去問

 ウイスキー検定を受験するなら、必要なのが公式テキスト。

 3級と2級なら公式テキスト1冊で出題範囲を網羅している。

新版 ウイスキー検定公式テキスト (SJムック)

新版 ウイスキー検定公式テキスト (SJムック)

 

 

 1級、特別級を受ける場合は、他に参考書籍が必要となる。

 詳しくはウイスキー検定の公式サイトからチェックしてほしい。

ウイスキー検定対策:参考書籍

 

 過去問は、2018年10月現在、第1回〜第6回検定分まで発売されている。

 級ごとに分かれているわけではなく、その回に実施された全ての級の過去問が記載されている。

 

まとめ:ウイスキー検定をやったら、ウイスキーの楽しみ方が変わる

 ウイスキーの知識を得ることで、今までとは違った飲み方ができる。

 例えば、練習問題に「スコッチウイスキーの熟成期間は3年以上と定められている」と出てきた。

 次、スコッチウイスキーを飲むときは「これが3年熟成した味か」と考えながら味わうことができる。

 ウイスキー検定は日々の生活に奥深さや新たな楽しみを提供してくれる検定だった。