1999年公開の「Fight Club」がタイトルからは想像できないマインドファックムービーで鳥肌もの!
1999年12月11日公開のデビッド・フィンチャー監督、ブラッドピット主演の映画「Fight Club」をご紹介します。
お恥ずかしながら事前知識ゼロでしたので、タイトルとフライヤーから熱いボクシング映画なのかなと思っていました。
見終わって観ると、マインドファックムービーそのもので深夜3時に観たのですが鳥肌が立ってなかなか眠れませんでした。
あらすじ
心の中に問題を抱えるエグゼクティブ青年ジャックはタイラーと名乗る男と知り合う。ふとしたことからタイラーとジャックが殴り合いを始めると、そこには多くの見物人が。その後、タイラーは酒場の地下でファイト・クラブなる拳闘の秘密集会を仕切ることに。たくさんの男たちがスリルを求めて集まるようになるが、やがてそのクラブは恐るべきテロ集団へと変貌していく……。「セブン」のコンビ、ブラピとフィンチャー監督が再び組んだ衝撃作。
冒頭はジャックがタイラーに銃を向けられているシーンです。何のことやら分かりませんが、「どうしてこうなったか」をジャックが説明する形で話は進行していきます。
正直あらすじだけでは、話の全体像をつかむことはできません。最後に大きなトリックが仕掛けられています。これを知っていなければ説明することができないのです。
ただ、友人にこの映画を紹介する際は、ネタバレに注意してください。映画に騙されることがマインドファックムービーの醍醐味です。
印象に残ったセリフ
僕が印象に残ったセリフをご紹介します。
「Fight Club」にはたくさんの名言がありますが「消費社会」に反抗するタイラーの言葉(タイラーの行動も含めて)は心に響くものばかりでした。
"You're not your job. You're not the car you drive. You're not the contents of your wallet"
「お前(の本質)は、仕事じゃない。乗ってる車じゃない。財布の中身じゃない。」
“Things you own end up owning you”
「物を所有してるんじゃない、お前が物に所有されてんだよ」
まとめ
2時間19分の映画なのですが、事前知識なしで観ると1時間45分くらいまで話がさっぱりつかめません。
この手のマインドファックムービーを見慣れてる方なら、冒頭部分でもオチに気づかれた方は多いと思います。
僕が感心したのは、これが1999年の作品だということ。今から約20年前にこの脚本を思いつくのは驚きです。当時の観客にとっては相当な衝撃作だったでしょう。
ちなみに、僕はAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
定期的に観たいなと思っているので、DVDを買おうかなとも検討しています。
最近では、ミニマリストの考え方によく似ているを話題になっているようですので、ミニマリストを目指している方、「消費社会」に違和感を感じる方、鳥肌ものの映画を見たい方、ぜひご覧ください。