EPA日本語教師のグループワークの内容は?第2次選考を受けてきた
半年ほど前にアップしたEPA日本語教師の記事から訪問してくださったのか、先日、EPA日本語教師について質問を受けました。
日本語パートナーズの情報は雑誌やネット上にかなり出回って来ましたが、EPA日本語教師に関しては、まだまだ情報が少ないようです。
今回はいただいた質問を参考に、EPA日本語教師の第2次選考で行われるグループワークについてご紹介します。
2019年度EPA日本語教師の第2次選考を受けてきた
2019年2月、僕はEPA日本語教師の第2次選考を受けてきました。
本記事は、その実体験を元にしています。
しかし、毎回の選考が同じ内容とは限りません。
あくまでご参考程度にお読みください。
EPA日本語教師とは?
以前、記事にしましたのでよかったらご覧ください。
第2次選考
EPA日本語教師の選考は
- 第1次選考(書類選考)→第2次選考(面接・模擬授業・グループワーク)→採用
という、流れで進みます。
第2次選考では、面接・模擬授業・グループワークの3つの審査を行います。
第1次選考通過者にのみ、第2次選考の詳細が伝えられることになっているので、具体的にどのような内容の審査をするのか応募前に知ることはできません。
第2次選考は、新宿にある国際交流基金本部で行われます。
新宿までの交通費(それに伴う旅費)は自己負担となるので、遠方の方はお気をつけください。
グループワーク
僕の場合、グループワーク→模擬授業→面接という順番で行いました。
時間配分は、以下の通りです。
- グループワーク(1時間半)
- 模擬授業(10分程度)
- 面接(20分程度)
まず、とても重要なことですが、
グループワークの詳細は、当日まで分かりません。
事前に準備するものや、持参するものもありません。
100%ぶっつけ本番です。
グループワークの詳細
会場には25人ほどの応募者がいました。
ランダムに振り分けられた4〜5人で机に座ります。
机の上には、みんなの日本語(本冊、解答・解説、標準問題集、教え方の手引きなど)と初級日本語文法と教え方のポイント、類義語辞典、筆記用具がありました。
定刻になると、グループワークの課題が発表されます。
「机の上のものを使って、みんなの日本語第◯課〜第◯課のテストを作成してください。」
制限時間は60分。
A4用紙1枚ぐらいの分量で、問題の形式や難易度も自由に話し合って決めてくださいとのこと。
60分後、1グループずつどのようなテストを作ったのか、どうしてこのようなテストにしたのかという発表をします。
全てのグループの発表が終わると、グループワークは終了です。
全体としては1時間半くらいでした。
グループワークの感想
制限時間60分は、テストを作成するのには短いと感じました。
時間外労働が当たり前になっている日本語教師。
国際交流基金の方は、決められた時間で、きちんと成果をあげようとする態度・意欲を見ていたのかもしれません。
まとめ
今回は、EPA日本語教師のグループワークについてまとめました。
日本語学校の採用試験では、あまり聞かないグループワーク。
チームティーチングの能力や日本語教師の長時間労働問題への関心(?)が測られているのかなと感じました。
面接・模擬授業についても記事を書きましたので、よかったらご覧ください!